【第1話】 不吉な守り神。不穏な通り雨。見えざる手が逃れられぬ定めへといざなう。嵐の中立ち寄った山間の村。祀りは久しく廃れ、若衆は消える。呪いの連鎖に、否応なく巻き込まれていく…… 1.旅道には/2.日は昇り/3.暗闇から /4.揺れる炎に/ 5.懐かしき/6.黄泉路に/7.雲隠れにし/8.まじないの/ 9.凝る闇を/10.終わりは |
【第2話】 出逢い辻。別れ道。永遠を謳う寺院に人は奇跡を求め、裏で密かに行われる僧侶狩り。親を失った姉弟と結んだ奇縁が、古き因縁を引き寄せる。 1.ぶつかり/2.木の上にて/3.知るも知らぬも/4.行き当たり/ 5.疑わしき/6.邂逅は/7.脱走/8.果てしなき/9.一寸先は/ 10.鉄鳴りの/11.火の国/12.飛んで火に入る/13.油断大敵/ 14.鍼の穴より/15.人まどわせる/16.酒呑む/17.懐中に/ 18.夕ぼらけに/19.常闇の/20.闇渡り/21.戦火立ちて/ 22.朧に惑いて/23.火を裂き/24.迷い迷いて/ 25.夢路終わりて/26.旅路は辻 |
【第3話】 夜を漂う哀しげな音色。闇に満つ物憂げな梅の香。零れ落ちるのは現か幻か。或いは忘れ去り、或いは消え去り、或いは空ろの夢に恋う。歌に酔い旋律に惑いながら。※物語の進行上、女装ネタが入ります。苦手な方はご注意。 1.風韻飄々 壱/弐 2.歌を忘れた歌謡い 参/肆/伍 3.儚き蝶は夢に舞い 陸/漆/捌 4.絡まり巡らし思い絲 玖/拾/拾壱 5.記憶の水面揺れ動き 拾弐/拾参/拾肆 6.忘れ路の果て 拾伍/拾陸/拾漆 7.過ぎ去りしは遥遥 拾捌/拾玖/廿/廿壱 8.腹中の毒甘く 廿弐/廿参/廿肆/廿伍 9.弦謡声奏 廿陸/廿漆/廿捌 10.人恋い夢追い雨儺い 廿玖/丗 11.逃げ影に追い影あり 丗壱/丗弐 12.霧中の実 丗参/丗肆/丗伍 13.酔い醒め夢覚め 丗陸/丗漆/丗撥/丗玖/卌 |
【第4話】 潮馨に活気づく港街。交るは外つ国の風。同じ黒を身に纏いながら、異なる神に身を捧ぐ。その聖なる十字が胸を飾る時、邪なる逆星が四肢を絡め取る。そして秘されし封印は開かれる。 1.あんたがたどこさ 壱/弐/参 2.ずいずいずっころばし 肆 3.達磨さんが転んだ 伍/陸/漆 4.花一匁 捌/玖/拾 5.かごめかごめ 拾壱/拾弐/拾参 6.あぶくたった 拾肆 7.目隠し鬼 拾伍/拾陸 8.隠れ鬼 拾漆 9.通りゃんせ 拾捌/拾玖 10.一人で淋し 廿/廿壱 11.指切り拳万 廿弐/廿参 |
【第5話】 それは遍く業。全ては忘れ路の因縁。誘われたのは影に生きる梟たちの里。十年前の記憶に思いは絡まり合う。始まりはどこだったのか。咎人は誰か。秘された過去、先見えぬ未来、誰もがそれぞれに囚われる。 1.ねんねんころりよ 壱/弐/参/肆/伍 2.ねんころろん 陸/漆/撥/玖 3.花は何の花 拾/拾壱/拾弐 4.ねんねこせん子は 拾参/拾肆/拾伍 5.ねんねんよ 拾陸/拾漆/拾撥 6.雨よ降れ降れ 拾玖/廿 7.あの山に光るは 廿壱/廿弐 8.おどま盆切り 廿参/廿肆 9.りんがじんと 廿伍/廿陸/廿漆 10.むかえの原に 廿撥/廿玖/丗 11.耳切坊主 丗壱/丗弐/丗参 12.トイ カワ ホプニペ 丗肆/丗伍 |
【第6話】 旅路は宛てもなく、分かれ道はやがて一つとなる。彼は彼女は言う、呪いだと。“神”を探す童は導き手か水先人か。〈秘伝〉の始まりは果ての村に至る。 1.呪 壱/弐/参 2.精 肆/伍 3.念 陸/漆/撥 4.実 玖/拾/拾壱 5.縁 拾弐/拾参 6.語 拾肆/拾伍/拾陸 7.法 拾漆/拾撥 8.準 拾玖/廿 9.響 廿壱/廿弐/廿参/廿肆 10.密 廿伍/廿陸/廿漆 |
【外伝ノ一】天地邂逅 一人は虚ろを抱え、一人は怒りを胸に。それぞれ独りとなった二人は、 1/2/3 |
イラスト 見るに耐えなくなったら整理します。 |
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